比較
Transept vs DeepL:長文ドキュメントでの比較
- 実行ごとに用語集とスタイルガイドを適用
- 変更はすべてご自身で承認
- 実行前に必ず料金を表示
カード登録不要文章はAIの学習に使われません最初の5ページは無料
DeepLは2017年以来、プロの現場で選ばれるAI翻訳ツールの定番であり続けています。それには確かな理由があります。1文単位の翻訳品質は、特に独英・仏英で非常に優れています。しかし、実際の翻訳業務がたった1文で終わることはまずありません。50ページのドキュメント、100記事におよぶヘルプセンター、12言語に展開する新製品のローンチキットなどが対象です。その規模になると、問われるのは「翻訳の質が良いか」から「ワークフローが破綻せずに回るか」へと変わります。Transeptはまさに、この2つ目の問いに応えるために設計されています。ここでは、DeepLとTranseptの共通点や相違点、そしてどちらを選ぶべきか(あるいは併用すべきか)を解説します。
両者はどこが違うのか
| 機能 | DeepL | Transept |
|---|---|---|
| 単文の翻訳品質 | 対応高精度(特にドイツ語・フランス語) | 対応高精度(最先端モデル) |
| ページをまたぐドキュメント全体のコンテキスト | 一部対応 | 対応 |
| 用語集の適用 | 対応全プラン対応(Teamプラン未満は5件まで) | 対応すべてのプラン、すべての用語で適用 |
| スタイルガイド/トーンの調整 | 対応有料プランでスタイルルールに対応 | 対応バージョン管理と再利用が可能 |
| 文単位の別の候補 | 一部対応テキストのみ(ファイル非対応) | 対応 |
| 翻訳メモリ | 一部対応Businessプラン以上 | 対応標準搭載(AIに反映) |
| Smart Proofread / QAチェック | 一部対応ベータ版、Businessアドオン | 対応 |
| コメント&チームレビュー | 一部対応Businessアドオン | 対応 |
| クライアント用レビューリンク | 非対応チームメンバーのみレビュー可能 | 対応 |
| 一括翻訳:ドキュメント全体を複数言語へ | 対応ファイルの一括処理(Teamプラン以上) | 対応 |
| NotionとGoogle ドライブの連携 | 一部対応Google ドライブ(Businessアドオン) | 対応 |
| モデルの品質ランク(ドキュメント単位・文単位) | 非対応 | 対応 |
| 1回の実行で完結するエンドツーエンド翻訳 | 一部対応Translation Flow、Businessアドオン | 対応 |
| 有料プランの最低料金 | Individual:約€7.49/月~、年払い(税込) | €29/月(税別) |
DeepLの料金は、2026年10月5日に公開料金表で確認したものです。プランと料金はDeepLが設定しており、その後変わっている可能性があります。 DeepLの料金を見る
DeepLはまず翻訳ツールであり、上位プランになるほどワークフローの機能が加わります。Transeptはワークフローを中心に作られています。同じ品質の初稿に続いて、用語集の管理、レビュー、チームでの共同作業、そして元の場所へのエクスポートまでを行えます。
Transeptがより適しているケース
一貫性を維持できる長文ドキュメント
DeepLは単一の段落の翻訳において非常に優れており、その用語集やスタイルルールはファイル翻訳にも適用されます。Transeptはそこに「ドキュメント全体」という視点を加えます。各文章はドキュメント全体のコンテキストを考慮して翻訳され、最初のページから最後のページまで同じ用語集とスタイルガイドが適用されます。
レビュー工程が必要なあらゆるケース
クライアントのレビュー、編集者のチェック、チームメンバーへの引き継ぎ。DeepLでレビュー工程を設けるには、Businessプランに「Translation Flow」アドオンを追加する必要があり、レビュアーもDeepLのチームに入っている必要があります。Transeptには、コメント、スレッド、公開レビューリンクがあります。
複数言語への翻訳を一度に
DeepLのTeamプランでは、複数のファイルを一度に複数の言語へ翻訳できます。Transeptでは、1回の実行で各ドキュメントをすべての翻訳先の言語へ翻訳でき、プロジェクト全体で同じ用語集とスタイルガイドを使えます。
8時間 → 50分
以前は、4万語のドキュメントを複数のエージェントで同時に翻訳すると8時間かかっていました。そこで、処理の途中でエージェント同士がメモリを同期するようにし、第2章で決まった訳語が第40章でも守られるようにしました。今では50分で完了します。
同期の仕組みDeepLは、翻訳機能そのものの完成度を高めることに注力してきました。より優れたモデル、対応言語ペアの拡充、推論の高速化、そして日常的に使うOSとの緊密な連携です。ワークフロー関連の機能は、プランに応じて段階的に追加されます。用語集は全プランで利用可能ですが、Teamプラン未満では1言語ペアあたり5件に制限されます。スタイルルールは有料プランで利用でき、共有用語集とファイルの一括翻訳はTeamプラン以上、翻訳メモリはBusinessプランから対応します。チームメンバーが保存済みファイル翻訳に対して編集やコメントを行うレビュー機能を利用するには、Businessプラン専用の「Translation Flow」アドオン(DeepLの営業チーム経由で販売)が必要となり、レビュアーもDeepLチームのメンバーである必要があります。
Transeptは正反対のアプローチをとりました。モデルは優秀である(現在はフロンティアモデルのGoogle Geminiを採用)という前提に立ち、その周囲をすべて作り込むことに専念したのです。Transeptというプロダクトの本質は、ワークフローにあります。ドキュメントをまたいで引き継がれる用語集、文体を決めるスタイルガイド、文単位の別の候補、Smart Proofread、チームのコメント、クライアント向けのレビューリンク、共通の文脈を踏まえた一括翻訳、そして作業元へのエクスポートです。基盤のモデルは差し替えられます。1段落だけの翻訳ならここまでの機能は過剰で、DeepLのほうが速く済みます。しかし、書籍、ヘルプセンター、ローンチキット、あるいは翻訳者が毎週抱えるクライアント案件では、1段落ずつではなく仕事全体にAIを使えるようにしてくれるのが、このワークフローです。
— 実際の画面でお確かめください —
エディターを、その場で体験
実際のアプリの一部をそのまま体験できます。Literess、用語集、スタイルガイド、ワークフロー、翻訳メモリがすべて実際に動作します。自由に操作してみてください。
シンプルで明快な料金体系
すべてのプランに毎月のクレジットが含まれています。クレジットが消費されるのはAIによる処理のみで、クリックする前に各操作の料金が表示されます。営業担当者との商談や長期契約は不要です。まずは無料で始めて、不足したときにいつでもクレジットパックを追加できます。
Standardモードでは原文1語につき1クレジットです。Proモードはより高性能なモデルを使い、原文1語につき3クレジットです。日本語と中国語の原文は1文字を1語として数えます。手動での編集、エクスポート、コメント、翻訳メモリは無料です。クレジットを使うのは、AIが文章を翻訳、リライト、チェックするときと、用語集やスタイルガイドを作るためにドキュメントを読み込むときだけです。有料の操作はすべて、クリックする前にボタンに料金が表示されます。料金一覧を見る。
Free
ずっと無料最初のプロジェクト向け
ユーザー数無制限
Standardモードで翻訳および校正した場合の目安です。
- Standard品質:迅速かつ正確で、原文に忠実な訳文
- 翻訳メモリ:過去の訳文を再利用し、新しい翻訳でも表現の一貫性を維持
- ワークフロー:翻訳、校正、チェックを連携させ、1回の処理として実行
- 用語集、スタイルガイド、QA、インポート/エクスポート:すべて標準搭載
- Notion、Google ドライブ、TMX / XLIFF:インポート、エクスポート、手持ちの翻訳メモリの取り込みに対応
- 50言語に対応:スペイン語からタガログ語まで
- ドキュメント全体の一括翻訳
- Literessとのメッセージ通算10回:プロジェクトや好みを覚えているAI文芸編集者
- カード登録は不要
Starter
定期的な受託案件向け
ユーザー数無制限
- Proモード:より高性能なモデルで繊細なニュアンスを再現(原文1語につき3クレジット)
- Literessを無制限に利用:下書きも校正も設定も任せられるAI文芸編集者
- API、MCP、Webhook:処理の自動化や、AIアシスタントからのアカウント操作に対応
- チーム機能:メンバーの招待は無料。月額€29のシートを追加すると、1シートにつき毎月60,000クレジットが共有クレジットプールに加わります
- いつでも追加可能:クレジットパックに有効期限はありません
Pro
大量の翻訳向け翻訳会社や大規模カタログ向け
ユーザー数無制限
- Starterの3倍以上のクレジット:一括翻訳やカタログ全体の翻訳にも十分な余裕
- 優先サポート:専用窓口による迅速な対応
- 予測しやすい請求額:追加のクレジットパックがほぼ不要に
価格はユーロ建てで、付加価値税(VAT)は含まれていません。購入にVATがかかる場合は、お支払い前に決済画面に表示されます。有効なEU VAT番号をお持ちの事業者は、リバースチャージ方式により税抜き価格でのお支払いとなります。クレジットパックはFreeプランを含むすべてのプランで購入できます(30,000クレジットで€19、100,000クレジットで€55、300,000クレジットで€149)。パックのクレジットに有効期限はありません。チームの作成とメンバーの招待は無料です。クレジットを共有するには、シートを2つ以上追加してください。シート1つごとに、そのプランの月間クレジットがチームの共有プールに加わり、請求書は1枚にまとまります。いつでも解約でき、お支払い済みの期間が終わるまでプランを利用できます。当社側の不具合で解決できなかったものと請求の誤りについては返金します。また、EU域内の消費者の方は14日以内であれば契約を撤回し、未使用分の返金を受けられます。
次のプロジェクトの料金を見積もる
- 使用クレジット数Starterプランに含まれる60,000クレジットのうち50,000クレジット
FAQ
- 必ずしもその必要はありません。短い文章の手軽なチェックにはDeepLを残し、ドキュメント全体の翻訳にはTranseptを活用している翻訳者も大勢います。両者を併用してもうまく機能します。
- 文単体で見れば、DeepLも引けを取りません。一方、長文ドキュメントでは、Transeptはドキュメント全体の文脈を踏まえて各箇所を翻訳し、最初の文から用語集とスタイルガイドを適用します。DeepLでも用語集やスタイルルールを適用できるため、ご自身の原稿の1章分を両方のツールで試すのが、いちばん公平な比べ方です。
- DeepLのIndividualプランは年払いで月額€7.49(DeepLの表示価格は税込)で、APIは別製品です。Transeptは月2,500クレジットのFreeプランから始められます。Starterプランは月額€29(税別)で、60,000クレジット、Proモード、用語集、スタイルガイド、QA、チーム機能が含まれます。一方は1シート単位の翻訳ツール、もう一方はワークスペースであるため、両者の基本料金を単純に比較することはできません。
- 完全に同じではありません。現時点での対応言語数はDeepLのほうが多くなっています。Transeptは、最先端モデルが高い精度を発揮できる50言語に対応しています。本格導入の前に、Freeプランでお使いの言語ペアをぜひお試しください。DeepLが得意とする言語ペア(独↔英、仏↔英など)では、Proモードを選択することで最高性能のモデルを活用できます。Transeptの強みは対応言語数の多さではなく、翻訳を取り巻くワークフローの充実にあります。
- 大半のドキュメント業務では、その必要はありません。Transeptは1文単位の翻訳でDeepLに勝るとは主張していませんが、長文ドキュメントでは、モデルを取り巻く用語集、スタイルガイド、ドキュメントの文脈のほうが重要になります。例外は、デスクトップでの手軽な翻訳です。DeepLのアプリなら、Windowsでクリップボードの内容や選択したテキストをキー操作1つで翻訳できますが、Transeptはまだこれに対応していません。
- 最も近い機能として、翻訳品質評価機能があります。これはDeepLがTranslation Flowアドオンを利用しているBusinessおよびEnterpriseプランのユーザー向けに、申請制のベータ版として提供しているものです。翻訳済みファイルをセグメントごとにチェックし、訳抜け、誤訳、文法ミス、不自然な文体などのエラーを8つの言語ペアで検出し、DeepLのエディター上で修正案を提示します。また、DeepL Writeは単一のテキストの明瞭さや文体を推敲・改善するツールです。一方、TranseptのSmart Proofreadは、文脈のブレ、用語集の適用漏れ、スタイルガイドからの逸脱など、翻訳に特化して設計されたQAチェック機能です。
- DeepLのTeamプランは1ユーザーあたり月額€24.99で、ユーザーごとに月20件のファイル翻訳が含まれます。Businessプランは1ユーザーあたり月額€49.99です(いずれも年払い、税込)。Transeptでは人数ではなく実行したAI作業に対して課金され、クリックする前に各ボタン上に料金が表示されます。チームの作成や翻訳者の招待は無料で、Starterプランは月額€29で用語集、スタイルガイド、QA、Proモードが含まれます。共有予算を利用する場合はシートを購入します。1シート追加するごとにチーム全体で使える共有プールに6万クレジットが追加されるため、3シートなら月額€87で18万クレジットをプールできます。どちらがお得になるかは、翻訳量とログインが必要な人数によって決まります。
- はい、移行できます。DeepLのTeamプラン以上では、各用語集をCSVファイルとしてダウンロードし、Transeptの用語集マネージャーにアップロードするだけで、各エントリが原文と訳語のペアとして取り込まれます。DeepLのエクスポートには言語コードの列が2つ含まれ、Transeptはこれを文脈のヒントとして読み取るため、不要な場合は事前に削除してください。
- 変更された箇所だけを再実行できます。Transept上で原文を編集するか更新されたファイルを再インポートし、実行ダイアログで「変更箇所のみ」をオンにしてください。原文が変更されたブロックと未翻訳のブロックのみが翻訳対象となり、見積もりもその分だけ下がります。レビュー済みの訳文はそのまま維持され、校正も編集したページのみを対象とし、一度の実行でその修正をすべての言語バージョンに反映できます。
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- 機能AIが確実に守る用語集→登場人物名、製品用語、ブランドの定型表現、クライアント固有の語彙。手動、ファイル、またはサンプルドキュメントから用語集を一度作成すれば、1ページ目でも500ページ目でも、1言語でも12言語でも、あらゆる翻訳に適用されます。
- 機能Smart Proofreadで、納品前に最終チェック→20ページも読み進めると、人間の目では見落としが生じやすくなります。Smart Proofreadは用語集、スタイルガイド、そして原文と照らし合わせながら訳文を再読し、修正が必要なブロックのブレ、用語の反映漏れ、文体の乱れを修正します。選択範囲に対しても、ドキュメント全体に対して…
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初期設定でプライバシーを保護
入力したテキストがAIの学習に使用されることはありません。当社はもちろん、利用するAIプロバイダーも同様です。また、サーバーログにも残りません。アカウントを削除すると、テキストデータもすべて削除されます。
データ取り扱い方針確かめられるセキュリティ
ドイツにあるHetznerのISO 27001認証データセンターでホストしています。サブプロセッサーはすべて公開しており、DPA(データ処理契約)もメール1通でご用意します。
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StarterプランとProプランでは、APIのすべての機能を使えます。MCP経由でClaudeなどのAIアシスタントを接続したり、手持ちのツールから翻訳を実行したりできます。
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