書籍翻訳の料金シミュレーター
書籍を翻訳する4つの方法を比較できます。文芸翻訳者がゼロから翻訳する方法、編集者がTranseptの下書きを仕上げる方法、Transeptで1行ずつご自身でレビューする方法、そしてAI単体での翻訳です。本の長さを選ぶか単語数を入力し、市場に合わせた単価を設定すると、各方法の費用と所要期間を確認できます。
料金シミュレーターはどのように金額を算出していますか?
費用は、語数に1語あたりの単価を掛けて算出します。翻訳者の単価の初期値は€0.10で、文芸翻訳者が一般的に請求する1語あたり€0.07~€0.13の範囲内です。編集者の単価の初期値は1語あたり€0.03で、9万語の小説ならAIの下書きの編集にかかる一般的な費用(€1,000~€3,000)の上限付近になります。市場の相場や手元の見積もりに合わせて、各スライダーを調整してください。
所要期間については、週5日勤務を前提としています。翻訳者がゼロから翻訳する場合は1日あたり1,000語(難易度の高い書籍においてベテランの文芸翻訳者が報告する上限値)、編集者がAIの下書きを仕上げる場合は1日あたり1,500語の処理速度で試算しています。AI単体なら費用は無料から数百ユーロ程度で、数時間で完了しますが、出来上がるのは依然として人の手による修正が必要な下書きです。
Transeptの料金は、翻訳だけでなく「小説・書籍」ワークフロー全体の料金です。内訳は、Standardモードでの翻訳(原文1語につき1クレジット、Proモードでは3クレジット)、すべての語を読んで指摘箇所を修正する原文との突き合わせ校正、すべての固有名詞の確認です。シミュレーターはこの範囲の上限で計算します。10段落中3段落に校正による修正、10段落中1段落に固有名詞の修正が必要になると想定し、原稿から作る用語集の分も加えたうえで、それをまかなえる最も安いプランまたはクレジットパックの料金で試算しています。実行前にアプリ上で正確な料金が表示されます。
試算結果は目安としてご活用ください。料金は国やジャンル、翻訳者によって異なるため、予算を決める前に見積もりと有償のサンプル章翻訳を依頼することをお勧めします。市場別の料金相場とその根拠となる情報源をまとめた詳細な内訳については、長編小説の翻訳にかかる費用のガイドをご覧ください。
FAQ
- 1ページあたり250~300語とすると、300ページの長編小説はおよそ7万5000~9万語になります。1語あたり€0.07~€0.13の場合、文芸翻訳者による翻訳には約€5,000~€12,000かかります。AIの下書きの編集には、AIツールの利用料金に加えて約€1,000~€3,000かかります。大まかな目安よりも、翻訳者自身による見積もりのほうが常に正確です。
- 単価は書籍の内容よりも、市場によって大きく変わります。Authors Guildの調査によると米国の平均は1語あたり$0.13で、Society of Authorsの報告では英国の料金は1,000語あたり約£100からです。ドイツのセルフパブリッシング作家からは1語あたり€0.07~€0.09という報告がありますが、€0.15以上を請求する翻訳者もいます。9万語の長編小説の場合、総額はおよそ€6,000~€12,000になります。
- 翻訳のみの料金は、Standardモードで原文1語につき1クレジット、Proモードで3クレジットです。書籍では通常、原文と照らし合わせた校正やすべての固有名詞の確認も行われるため、9万語の長編小説の場合、Standardモードで約117,000~171,000クレジットとなり、Proプラン1か月分(€79)でカバーできます。Proモードの場合は297,000~351,000クレジットになります。実行前にアプリ上で正確な料金が表示されます。
- 出版は可能ですが、その前に人の手による通読をお勧めします。300ページに及ぶAIの下書きでは、登場人物名の表記ゆれや訳抜けが起こりやすく、出版された翻訳書より直訳調になりがちです。また、Amazon KDPでは、AIツールで作成した翻訳は大幅に手を加えた後でも「AI生成」とみなされ、出版時にその旨の申告が求められます。